
チェオクは、庭を散歩中の王に近づくが、あと少しのところで護衛隊に水中でメッタ切りにされてしまう。
瀕死の状態で捕らえられたチェオクに、王は「話してみよ?」と目的を問いただす。チェオクは「この一件は、すべてユンとセウクにことを任せるべきである。偽金作りの一味は数多くの兵隊と謀反を企てている一団であり、偽金により資金を蓄えようとしている謀反の企てである」と告げる。国王はセウクとユンを放免し、謀反を企てる一味を根こそぎ絶やすよう密令を出す。
免罪された二人は、王から指示を受けた武官より「確かチェオクというものだったか。まこと良い部下をお持ちだ。しかし、あまりにも無謀すぎた」と告げる。また、セオクは王より手紙を貰い泣き倒れる。

セウクとユンの免罪は、チョン・ピルジュン一派から反対を受けるが、王は「熟慮した結果だ」と押し通し、セオクとファンボ・ユンの免罪を承認する。
■セウクとユンの計らいで、奴婢の身分を解放されたマ・チュクチ夫妻。潜入捜査を終えてウォネたちの元から去る帰り道、瀕死のチェオクを見つけ、ウォネたちの元に運び込む。
チェオクの傷は深く、針を打てる状況でもなく、医師のなす術はなかった。王の主治医ク・ドファンなら救えるかもしれないという医師の言葉に、ユンはトファンの元を訪ねる。

王の許可なしにほかの患者を診ることは出来ないと断わるトファンに、ユンは命を賭けて診察を依頼。「見ていただけなければ、斬り、自分も自害する」というユンの熱意に応じ、トファンはチェオクを診察するが、「これほど無残に斬られた患者を見たことがない」と、もはや手の施しようはなかった。
ユンは意識の戻らないチェオクを抱きかかえ、馬を走らせる。
■左捕盗庁(チャポドチョン)では戻ってこないユンに、セウク長官は自ら陣頭指揮をとる。行商人に変装したウォネはカマ村で偽金作りを目撃し、セウクに報告する。セウクは村人の逮捕を命じるが、この情報がチェ・ダルピョン側にもれる。タルピョンは「あのお方」に指示を仰ぐため、「あのお方」=チョン・ピルジュンの元を訪れる。「あのお方」は宮廷内の権力者チョン・ピルジュンだったのだ!ピルジュンは捕盗庁(ポドチョン)に先がけカマ村を消すよう指示し、侍・カトウ率いる一味に任せる。
村人の中にはソンベクを育て、また父から預かった剣をソンベクに与えたハクジョンもいた。

■知らせを受けカマ村に駆けつけたソンベクは、村の惨状を目の当たりにするが、このしわざは官軍ではなく、味方のピルジュンではないかと疑念を抱く。それは、ハクジョンが握っていた剣は、日本刀であったからだ。官軍がそのような剣を使うことがないと思い、ピルジュンに直談判するソンベクに、ピルジュンはあくまで白を切る。
ビルジュンはカマ村を襲ったのは官軍と見せかけて、ソンベクの怒りを燃え上がらせようとしたのだ。ピルジュンの計画には、卓越した指導力とカリスマ性を兼ね備えたソンベクの存在がどうしても必要だった。
■その頃ユンは師匠スウォルを訪ね、チェオクの救命に尽くしていた。しかしスウォルの全身の気を注いでもチェオクの意識は戻らない。残された方法は“半湯剛気(パンタンカンギ)”の術のみ。この術を施された場合、チェオクは、死ぬか、本能的に体内の気が動き始めるか、そのどちらかだった……。スウォルは、「チェオクにしても、どうせ死ぬのならユンの手で死にたいと思うのではないのか?」と、ユンはその言葉に半湯剛気の術を行う決意をする。

その術は、生かすのではなく殺す「チェオクを殺す」という私情を捨てた気持ちで行わなければ成功しない。。。
チェオクのユンに対する思いを綴る手紙が悲しい。「幼い頃、父母、兄を亡くし、まだ『悲しさ』ということも分からない7歳の頃。。。そんな時にめぐり合ったのが「ファンボ・ユン」あなた様であり、父であり兄であった。
これまで、あなた様と過ごしたいく年月、それが私の人生のすべてである。そんなあなた様がいなくなっていなければ、私は生きている意味がない。
あなた様の言うとおり、砦の村に行くべきではなかった、あなた様の命がかかっているのに、あの男を何故斬れなかったのか、それを償うのは、この方法しかなさそうです。あなた様の深く思いを抱き、チャン・チェオク今死ににいきます。」と。
ユンも同じであったチェオクがいたからこそ、一瞬でも呼吸していることができた。この言葉を15年も封じ込めてきたのだ。
重く悲しいものを抱きながらも、事態の回転は激しく動き、結末に近づいていく。。。
第10回「忘れえぬ人」-すれちがうチェオクとユンとソンベク。。。
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ハ・ジウォン イ・ソジン
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